賃貸アパートを選ぶときの入居者の要望事項についての優先順位は賃料が立地条件や建物のスペックからみて適正であって、次に間取りが合っていることです。その他の要望について詳細列挙。
賃貸アパートの入居者の要望。
賃貸アパートを選ぶときの入居者の要望事項についての優先順位は賃料が立地条件や建物のスペックからみて適正であって、次に間取りが合っていることです。
そしてそれ以外の設備に対する要望事項についてです。
賃貸アパートの既入居者の要望が高い設備
賃貸アパートの既入居者が今のアパートに継続的に住むとした場合設備であればいいと思うものです。
第一位は、上下階の床の音を緩和する床の仕様・工事で47%あります。
第二位が外からの騒音に対する防音対策で39%です。
一位、二位いずれも半数近い高い率で防音に対する要望が強いことがわかります。
その他では宅配ボックスが31%、浴室乾燥機が29%、洗浄トイレが27%あります。
ケーブルテレビか集合BSアンテナは55%、備え付けエアコンが44%です。
建設後の設置は困難な入居者の高要望設備。
建設後の設置は困難な入居者の高要望設備についてです。
最も要望の強かった第一位の上下階の床の音を緩和する床の仕様・工事、第二位の騒音に対する防音対策は建築時にスペックをどうするかを十分に検討する必要があり建設後の改善はほぼ不可能です。
特に床の音に対する対策は、大手集合住宅ーカーなども防音スペックを数値で明示して様々な選択肢があります。
ケーブルテレビか集合BSアンテナも建設時に設置した方が設備費が断然安く済みます。
また最近急速に要望が高いのがインターネットの光配線です。インターネットの高容量化の傾向があり
入居時の条件になる場合もあります。
インターネット配線も建設時に施工した方がメリットがあります。
備え付けエアコンは、最適でも電源の確保は建設時にしておくべきです。そしてエアコンをメインルーム以外に設置するかどうかはアパートの経営戦略になります。
「全部屋エアコン完備」と押し出せば入居時の募集にはメリットがあります。一方エアコン設置の積極化は、故障時のメンテナンス費用や入退去時のエアコン清掃などかなりのオーナーの負担が増します。
入退去時のエアコン清掃は一台あたり1万円程度必要です。
宅配BOXの設置は工夫すれば後付けでも可能です。ですがインターネットの購入が増えているので
建設時に設置すべき設備です。
浴室乾燥機については建設時に浴室乾燥ユニットを入れるかどうかですが日本の場合北陸など冬以外でも日照時間が短い地域では設備費用はかかりますが導入検討しても意義がある項目です。
賃貸アパート設備のネットの口コミ
先ほどあげた上下階の防音対策状況は、アパート住人が住むうえでかなりの快適度合に差がでてくる項目なので大手集合住宅メーカーに対してはネットでの口コミ情報がかなり多く好評、不評がメーカー間ではっきり評価が分かれています。
インターネットの口込み評価も入居率に大きくかかわる要素なのでアパートの経営戦略としてしっかり検討すべき事項でSNS上で評判が高い設備、要望される設備は積極導入することで入居者対策がかなり優位にできます。
その他の集合アパートの設備・仕様の設置希望項目
その他の集合アパートの設備・仕様の設置希望項目を挙げておきます。
システムキッチン 35,4%
緑地 24%
子供の遊び場 28,9%
ハンドシャワー付き洗面台 24,3%
TVモニター付きインターホン 25,0%
オートロック 19,0%
高齢者対応仕様 20,0%
作り付け家具 14,3%
床下収納 23,3%
トランクルーム 20,5%
間取り自由性 17,1%
まとめ
今回は「賃貸アパートの入居者の要望」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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