アパートローンで固定金利・変動金利どちらを選ぶか。

アパートローンで固定金利・変動金利どちらを選ぶか 経営
アパートローンで固定金利・変動金利どちらを選ぶか

アパートローンは30年以上の長期間の借り入れになることが一般的です。そのため将来の金利動向を見極めて収益に有利になるような選択をする必要があります。アパートローンで固定金利・変動金利どちらを選ぶかについて解説します。

アパートローンの固定金利と変動金利。

長期間にわたって固定金利で融資することは金融機関にとってもリスクになるため、賃貸アパートローンのように30年を超える融資期間があるものにも変動金利での貸し出しを金融機関も推進しています。

さらに固定金利型は期間の短縮を行っています。

アパートローンの貸し出し金利は各金融機関が定める短期プライムレートを基準にするものに変わり従来に比べて、融資を受けるさいの選択が難しくなってきました。

変動金利は、毎年2回4月1日と10月1日に貸し出し利率の見直しを行い、7月及び翌年1月の返済分から新利率が適用されます。

そして5年間は返済額を変更しません。

そして6年目以降は新しい返済額により、利率の上昇によって負担額が増加しても、返済額は今日返済額の25%を超えることはしないとされています。

変動金利でも5年間の手取り金額を確定できる。

変動金利は5年間、返済額が変わらない仕組みです。

したがって、手取り金額は確定できます。

しかし金利の見直しで利息部分が増減し借入金残高は変動します。

低金利時代のローン借り方。

現在のような低金利時代は、金利上昇の局面を考えます。

低金利時代での変動金利活用は、金利の上昇で毎回の返済額を上回る利息支払いも発生する可能性を考慮しておく必要があります。

金利の上昇局面では元本の減少ペースが落ちてしまいます。

高金利時代なら変動金利の選択も。

変動金利は高金利で借りても金利見直しができるので有利です。

5年間は確実に手取りの計算ができ、利息が多くても必要経費に計上できます。

そして、金利下げで元本部分の減少が加速します。

したがってアパートローンでは変動金利型も有利な選択肢ですが低金利時代では短く借りることが望ましいです。

固定金利のメリット。

借入金は、元金を減らさない限り一生終わりません。

その上低金利なら返済額を少なくでき、手取り金額の上昇につながります。

アパートローン借り換えによる収益改善。

アパートローン借り換えによる収益改善について。

いま、契約しているアパートローンが低金利下の流れの中で借り換えメリットが得られる場合があります。

例え公的資金による融資でも二年目以降の段階金利が適用される人とか、高い金利で借りた民間の固定金利を利用している場合、見直しによって収益改善につながる場合があります。

なお借り換えは、決済が新規になるので事前に抵当権設定、繰り上げ返済費用など借り換えによる諸費用をしっかり確認して収益改善につながるかどうかを判断します。

アパート経営の目的による選択。

土地利用で安定した収入が得られるかといった手取り金額の確保をはかるといった目的以外にアパート経営により借入金の債務控除とか、必要経費を多くして、相続税対策、所得税対策など、ケースバイケースでその目的によって異なります。

まとめ。

今回は「アパートローンで固定金利・変動金利どちらを選ぶか。」というテーマでお送りしました。

最後までご覧いただきありがとうございました。



 

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