賃貸アパートの修繕計画の立て方。

賃貸アパートの建物を長く維持するためには、長期の修繕計画を立て、定期的に修繕をしていく必要があります。修繕する項目を検討して適切な時期に施工できるように早めに準備しておくのがコツです。そして修繕費用はまとまった費用を要する場合もあり、そのために積み立てを行います。

修繕費用の積み立て。

賃貸アパートの修繕のために長期の修繕計画を立てる必要があります。

建物は必ず劣化します。その前提のもとで長期修繕計画を立てていきます。

長期修繕計画は、修繕を行う適切な時期の目安を決め、いつどんな修繕を行うか、その時の費用を想定し年次別に積算しその金額をどのようにして準備するかです。

一つの方法として修繕計画に合わせ月々定額の修繕費の積み立てをする方法です。

修繕の項目は例えば外壁、給排水設備、屋根、外部金物などがあります。

長期修繕計画は一覧表にすると便利です。

一例として建物構造：SRC（在来工法）、5階建て戸数33戸のマンションの一例。

居住専用面積平均71，24㎡、総面積は427，44㎡、外壁は吹き付けタイルローラー押え、エレベーター一基の事例。

この場合修繕費の積み立ては一戸あたり年間12万５０００円です。月額で1万400円です。

長期修繕計画表の例

	修繕項目	周期〈年）	1回当たりの費用	経過期間毎１～１０年	経過期間毎１１～20年	経過期間毎 21～30年
建築関係	屋上防水の修繕外壁の修繕鉄部塗装	１２１２４	300,000円 700,000円 80,000円	160,000	300,000 700,000 240,000	７00,000 160,000
機械設備関係	給水等の修繕給排水管の修繕	２０２５	420,000円 120,000円		420,000 120,000
電気設備関係	照明機器等の修繕	１０	70,000円	70,000	70,000	70,000
給排水設備関係	標本体の取り換え廃止うポンプ取り換え同オーバーホール	25 15 ８	250,000 30,000 15,000	15,000	30,000	250,000 30,000 15,000
屋外付帯設備	アパート内舗装	20		180,000

総支出合計