賃貸アパートの階数で2階建てか3階建てかで投資回収効果を比較します。最も回収効果が良いのは木造2階建てです。ただし土地活用、資産性をメインに考えた場合3階建てになります。
アパートの階数2階か3階か。
当然ながら土地の有効利用を主目的にするなら2階建てよりも3階建ての方が良いわけです。また3階建ての他のメリットは外観が良くなるので家賃も高めに設定が可能です。
ただし3階建ては耐火構造の面では防火地域、準防火地域で建設する場合耐火構造にする分
2階建てよりもスペックを高くする必要があり建設費があがります。
同じ面積では世帯戸数が1,5倍とれ、家賃設定も2割程度高めにできるため約2倍の収入増が
見込めます。
ただ一方で借入金も多くなるため投資資金の回収率は下がります。
アパートの2階建てと3階建てでの投資回収率の比較
アパートの2階建てと3階建てでの投資回収率の比較を数値で表します。
例えば3階建ての場合10年間で投下資本に対する現金収支額の合計は56.7%にとどまります。
かたや木造2階建ての場合は10年間で投下資本に対する現金収支額の合計は71,4%と回収率は
格段と高くなります。
アパートの2階建てと3階建の減価償却の違い
アパートの2階建てを木造で建てた場合減価償却の耐用年数は22年になります。
一方アパートの3階建ての場合鉄骨構造になるため耐用年数は34年になります。
この違いはアパート経営で比較的利益の得やすい新築時にアパートの2階建ての方が減価償却費の
経費を多くできるため所得は増えるというメリットがあります。
土地の有効的活用なら3階建て
駅前など立地の条件が良い土地の場合土地の有効活用を主目的に考えるなら賃貸アパートは3階建てを選択することになります。
確かに借入金は多くなりますが、比較的アパートローンを低金利で借入することが可能であれば
土地の有効活用という面で賃貸アパートの3階建てを選ぶメリットは十分あります。
まとめ
今回は「賃貸アパートの効率の良い階数は2階か3階か!」というテーマでお送り致しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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